北の国から

お届けする雑記

部活動が強制なのはおかしい。岩手県はおかしい。

 

きのう、朝刊と一緒にポストに入っていた地元のフリーペーパーに高校の頃の同級生が載っていた。なんでも大学を1年休学して、インターンに参加するため東南アジアの国に行くらしい。

そのフリーペーパーで彼は「今の自分に出来ることをしたい」とか「教育で貢献したい」と語っていた。
それを読んで、海外まで行かなくても日本という単位で考えなくても解決しなければいけないはずの問題は身近にあるのにと少し悲しくなった。

彼の考えは殊勝だと思うし、非難するつもりはない。

そもそも何を問題だと感じるのか、それすら人それぞれ違うのだと思う。
だからやはり今の自分に出来ることをするのは他の人の幸せにもつながるのかもしれない。

 

何が問題なのさ

はい、ということで私が問題だと思っているのは相変わらず部活動問題です。

なんか巷では大した問題だと思われていない様なので、私がネットの片隅でこそっと思いの丈を綴ります。

何も変えられないかもしれないけれど誰かが読んでくれて何かを感じてもらえればそれだけで十分です。 

 

岩手県の部活動の強制加入率

この手の話になるとよく引用される表。

 

http://rpr.c.yimg.jp/im_sigg1e0vFT8XrPoW0HL2GRUHgg---x540-n1/amd/20150424-00045095-roupeiro-001-5-view.png

 

義務付けている    岩手県   99.1%

 

・・・うーむ。

驚異的な数字ですな。これは恐らく各県の自己申告によるものなので、岩手県だけバカ正直に回答して他県はサバを読んでいるという可能性がなくもないのですが。

例外の0.9%の学校は支援学校とかだと思います。

義務教育とはいえ選ぶ権利がないというのは人権にも関わるのではないかと思う今日この頃。

進学先に入りたい部活がなくてもどこかには入らなくてはいけないんですよね。
なんかもうその時点で訳がわからない。

誰が得するの?

 

学力への影響

微妙に毎年変動するのですが、全国学力テストでの岩手県の中学生の順位は毎回圧倒的に下から数えた方が早い。

あと、これは地元民でもあまり知っている人がいない気がするのですが小学生の部では結構いい順位なのです。

それなのに中学に上がった途端に順位がガタ落ちする。それも毎年。

 岩手県には受験勉強をしないと合格が難しいような私立中学があまりないので塾通いをしている小学生はあまりいないと思います。

実際私が小学生の頃は塾通いをしている同級生はあまりいませんでした。

それが意味することはただ1つ。

 

中学校で何か間違いが起こっている

 

 参考資料↓

(信ぴょう性のある、順位だけ掲載しているものが見つけられなかったのでこの記事のリンクを貼っておきます。)

mainichi.jp

 

部活動の悪影響

みんなが任意で参加できるのなら部活動もいいと思うんですよ。

でも部活動が強制だと教員も負担になるわけで、授業に注力できなくなるのは生徒だけではないのです。時間的にも体力的にも。

私の中学校では運動部の方が数が多かったためか、学校での成績が良い人よりも運動部の活動で成績を残している人の方が評価されている印象がありましたね。

スポーツができれば勉強なんかできなくてもどうにかなる!!

みたいにみんなが思っているような雰囲気があった。(実際はどうにもならない)

推薦入試があるのも一因だとは思いますが。

知を軽んじる雰囲気は様々な分野の退廃につながるものではないでしょうか。

 

岩手と将来のこと

私は今、中学校で部活動をしたことで多くの時間を無駄にしてしまったと後悔しています。

途中で辞めたら後悔するかも、と思いつつ続けましたがわかったのは最後まで続けて後悔することもあるという事です。

受験勉強をしてダメ元で県外の寮付きの中学を受験するとか英語を勉強して海外の中学に進むとか、そうしていればよかったのかなと色々考えます。今考えたところで何の意味もないけれど。

この仕組みが変わらない限り、岩手での子育てはおすすめ出来ない。小学校を卒業するまではいいかもしれないけれど。

県民の将来性を損なう政策を続けて何の意味があるのでしょうか。

朝ドラの「あまちゃん」が終了しても観光客が途絶えない。よかった。とか安心してる場合じゃねーんだよ岩手。

そろそろ変わるべき時ではないでしょーか。

 

そんな感じです。
それでは〜。