こんにちは、
ほーです。
父が余命宣告を受けました。
原因は大腸がん、転移した肝臓がんです。余命はあと8〜10ヶ月だそうです。
余命宣告は突然に
健康診断に行った際に発覚したらしいのですが、肝臓に腫瘍が見られると言われ、
また後日精密検査をしたら腫瘍はがんでしかも大腸がんから転移したものだとわかったそうです。
肝臓への転移が激しいようで余命を告げられたとのことです。
祖父母もがんだった
私の父方の祖父母、つまり父の両親もがんで亡くなっています。
それぞれ確か54、58歳で亡くなったと聞きました。
私が生まれる前に亡くなっていて、祖父母のことは写真でしか見たことがありません。
父の好物は酒とタバコ
はい。自分の両親ががんで亡くなっているにも関わらず、私の父は酒とタバコが大好きなのです。その上甘いものが好きで10年以上前から糖尿病も患っています。祖母もがんだけでなく糖尿病でもあったらしいので、その話を初めて聞いた時はどうして健康管理をしていなかったのだろう、と思いました。
タバコは学生時代から吸っていたらしく(バカですね)、昔から家族みんなで「体に悪いから止めた方がいい」と言い続けていたのですが本人曰く「タバコは止めたら死ぬ」とのことで説得は何の意味もありませんでした。
父は糖尿病になってからも現在に至るまで禁煙したことは一度もありません。
お酒も毎日飲んでいます。随分な量だと思います。
私は20歳を過ぎた今でもタバコを吸いたいと思ったことはありません。臭いし。
グレるとしてもタバコを吸うことを反抗している事のアピールにするにはあまりにもダサすぎると思っていたので興味を持ったこともないです。
マツコ・デラックス氏と評論家・大学教授である池田清彦氏の共著「マツ★キヨ」で、お二人は喫煙するということに対し自分たちがヘビースモーカーであることを自認した上で「好きなものが原因で死ねるのならばそれは本望。覚悟はしているから周りには何も言われたくない。」(超訳。概ねこのような会話だった)と語りあっているのを読んで、そんな風に考えている喫煙者もいるんだな、と思っていました。
ただ、私には自分から健康を損なうようなことをする人達のことは理解できない。
私は小2の頃に甲状腺の病気になった事がありまして、他の子たちが当たり前にできることも制限されたりして不自由を感じておりました。健康な他の人たちが羨ましかった。原因がはっきりとわかっている病気ならもう少し穏やかでいられたかもしれないですが。
その経験からでしょうか。人並み以上に頑健になった今でも、健康は守るものという意識が自分の中にあるのです。
しかし父は幼少期は健康で、大学までラグビーをしていて喫煙しているのにも関わらず運良く故障もなかったそうです。そのような恵まれた時期が自分の身体への過信か、或いはどこか他人事のような感覚をもたらしているのだろうか?と思います。
悲しくない
悲しくない。
こんな事を書くと「肉親が病気になったというのに悲しくないとはこいつはサイコパスか?」と思われるかもしれませんが私はいたって普通の人です。(でもみんな自分のことは普通だと思っているよね)
前述の通り、飲酒・喫煙が父のがんの原因であることは明らかなのです。
父は、自分の両親はがんで亡くなったということで「どうせ自分もがんになって死んでしまう」という態度で暮らしていたように思います。
または自分はがんにはならないという根拠のない自信が有ったのかもしれない。
祖母は栄養士の資格を持っていて、健康的な生活をしていたらしいですががんになってしまったそうです。だから自分もいずれ同じようになるという諦めのような思いになったのかもしれません。
がんは遺伝するとは言いますが、祖母のがんは食事ではなくストレスが主な原因だったかもしれないし、祖父もお酒が大好きな人だったらしいので祖父のがんも実は予防できる範疇だったのではないかと私は思うのです。なので実はがん家系という訳ではないかもしれない。
それなのに父は自分の死に方も決めつけて、自分の快楽に流されるままの生活を続けた。
どんな風に死ぬとか、個人の勝手だと思うけど家族がいる人が投げやりな生活をするのはただの身勝手だと思う。死ぬということは自分だけの問題ではないからだ。
父はがんである、ということを聞いた時「あんな生活をしていればがんになるのは当然だ」と思った。
同情する余地はないと思った。
私と父の関係はそこらへんの親子と何ら変わりないはずである。
たまにうざいと思ったり、思われたり。それでも、そう思った。
目標ができた
治療とかのはなしを聞いていて私の一つの目標が増えました。
「死ぬまでもう二度と手術しない」
というものです。わかる人にしか伝わらないと思いますが手術ってめちゃ痛いんですよねー。
病気って原因不明のものもありますが、できる限り全力で健康を守りたいなと改めて思いました。
今日も飲んでいたワインさん
今、父が何を考えて過ごしているのか正直私にはわからない。どんな気持ちで死に向かい合っているのだろう。もしかしたら向かい合っているのではなくて逃げようとしているのにもかもしれない。
私も一秒づつ死にむかっている事には変わりない。残された時間が多いか少ないか、ただそれだけなのだろう。
これから先どんな風なことを考えて、感じていくのでしょう。
皆さん、どうか健康は大切にしてください。
いのちだいじに。
そして、やかましいと思われようが言う。
たばこはやめたほうがいいですよ!