こんにちは。
先週ですが、「フェルメールとレンブラント オランダの2大巨匠展」というリ・クリエイト展に行ってきました。
リ・クリエイトってなんぞ?っていう方もいると思うので簡単に説明すると、
研究機関より提供された画像素材や最新技術を用いて、作品が制作された当時の色彩を再現する作業のこと。
らしい!!
4年前にもフェルメールだけのリクリエイト展が盛岡で開催されていて、雑誌で「面白かった」と褒めているエッセイを見つけたので「じゃあ行ってみるか」と思ったことがあったんですけど、開催期間を間違えて行き損ねたので今回は行ってきました。
盛岡での展示はもう終了しているんですが、別の街での展示もあると思うので皆さんが行くかどうか悩んだ時の参考になれば幸いです。
フラッシュしなければ撮影可との事だったのですが、当日はカメラ類を忘れたため作品の写真はありません。(まさか撮影可だと思わなかった)申し訳ない。
ひとことで感想
あの・・・僭越ながらはっきり言わせていただくとですね・・・
期待を超えてはくれなかった
って感じでした。
何様だよ?って感じですけど本当にそんな風に思った。
期待を高めすぎたせいでもあると思います。
あ、でもいいところもあったんですよ。
両方書いていこうと思います。
良かったところ
①レプリカとはいえフェルメールの全作品とレンブラントの主な作品を一気に鑑賞出来たこと。
フェルメールの作品などは普段は世界中の美術館に点在しているので、真作を全て1度の展示で鑑賞するのは難しいです。(自分の美術館の集客数などに関わるので目玉作品ほど借りてくるのは難しかったりするんだって)
なので複製とはいえ全ての作品や主要作品を一度に見られたのは貴重な経験ができたかなぁーと思います。
もしもこれが全部本物だったらと思ったらワクワクした・・・。
②制作された年代順に並んでいたこと。
作風の変化とかがわかりやすいので良かったですね。
普段は美術作品とかあんまり観ないよって人でもみやすいと思う。
③盗難・紛失した作品も再現されている
これはこの企画ならではですね。
ロマンがあるよね。
レンブラントの「夜警」も(↑の写真の左下の作品)過去に一部切り落とされたりした作品なのですが、もしも全ての残っていたら・・・というのが再現されていました。
でけえーー!!
って圧倒された。本物を観たことはないですが。
個人的に残念だと思ったところ
あくまでも個人的な意見なので、ふーんそうなの?くらいに思って頂きたいです。
全て同じレプリカ作品でも力を入れて作られた作品とそうでない作品があった気がしました。
レンブラントのトロンプルイユ技法で描かれた作品などおお、すげー!!なんだこれ
って思える作品もあったのですが、むしろそこまで感じられる作品は少数だったかな・・・と。(小声)
結構近くで見ることができるんですけど、なんだかプリントというか印刷っぽい質感がわかるのが残念でした。
その一方であまり印刷っぽさが目立たない作品もあったりした。
あと、これは仕方がないことなんですが、本物の名画が持っている存在感を感じられなかったことですね。
レプリカだと承知した上で観に行ったので別にケチをつけるつもりはないですし、1つとしてフェルメールとレンブラントの真作を観たことがないので比べるような事を言う権利は私にはないんですが。
絵画って大作とか名画とか言われている作品ほど、実際に見た時の存在感を感じると思うんですよ。
やっぱり書籍やテレビで見るのとは実物は違うなーって思わされる感じ。
画面に引き込まれて離してもらえずに圧倒されるというか。作者の念ともいうのかもしれない。
本物と見まがうような出来なんだろうな〜って思っていたので、ちょっとがっかりしたのでした。
まとめ
わざわざ金払ってまで偽物を観に行くなんて・・・って思う方もいるかもしれませんが(というか雑誌のエッセイを読むまで私もそう思ってました)リクリエイト展ならではの鑑賞ができます。
色々書きましたが悩んでいるなら1度観に行くべき!!だと思う。
ただし本物並みの感動を求めてはいけないと釘を刺しておこう。
百聞は一見にしかず。
アトラクションのつもりで行ってみると良いのではないでしょうか。